部屋の電気を『赤色エレジー』の月にしてみました。

一気に悲壮感が漂いはじめます
『赤色エレジー』の月のインパクト
高校の時『赤色エレジー』という漫画を読みました。

1970〜71年に『ガロ』で連載されていた
林静一さんの作品です。

こういった雰囲気
一郎とその恋人・幸子の同棲生活を
様々な心象表現を用いて描く名作ですが、
当時の私は、

よくわかりませんでした。
本当に鼻水も垂れてたんじゃないでしょうか。
ただ、今でも記憶に残っているシーンがあります。
それは、

この月のシーン。

林静一『赤色エレジー』小学館文庫、2000年、小学館 p.8,9引用
心象表現として突如登場するコマです。

これもよくわからんかったけど記憶には残った
当時、「月がこんな風に見えたらおしまいやん、あかんやん」
と思った記憶があります。
この月が出た時点で、バラ色ウキウキ同棲生活は見込めません。
このシーン、5年以上経った今でも記憶にのこるインパクト。
(一般的には「トラウマ」と呼ぶのでしょうか)
「実際にこんな月を見たら、どんな気分になるんやろ・・・」の思いやまず、

部屋の電気を『赤色エレジー』ナイズすることにしました。
意外にも文化祭感を味わう
早速部屋の電灯をカスタマイズしていきます

まず、電灯のカバーを外す
この時ホコリがたち、
マッハ5くらいのくしゃみが出ました。
こまめに掃除しないとダメですね

カバーを縁取る。

えんぴつで下書きする。
イスに登って作業した上、大きな模造紙を広げて絵を描き、
「なんか文化祭みたーい」と思いましたが、
大道具がこんなん作ってるクラスは危険な香りしかしません。

筆でなぞる

型が完成。
むせび泣いています。
文化祭準備なら、「できたー」と友達に見せにいきたいところです。

切ります
そして

貼っていきます
糊で直貼りしました。
親にバレたら「カバーに糊の跡が残る」と怒られるだろうし、
「あと貼っているのは何だ、何なんだ」と言われることうけあいなので、
コソコソと作業を進めます。
細かいシワ貼りに苦戦しつつ、
無事貼り終え、夜を待ちます。
ライトアップ
最近はずっと実家で伸び伸び暮らしていて、
「リラックス」「むにゃむにゃ」「おなかいっぱい」
って感じなので、
『赤色エレジー』で描かれた
「無力感」「貧乏」「すれちがい」などを思い出し、気分を高めます。

顔も自然とタッチが変わる
そしてついにライトアップ

青白く浮かび上がる月

むせび泣いて部屋を照らす
部屋の空気が一変しました。
ここはもう、どこか物悲しい同棲部屋です。

ちょうどいい場所です。

豆球にすると絶望感が増す
淡い橙色の光がとてもマッチ。

「アアアア」と聞こえます。怖いです。
最初は
「やったーうまくいったー!」とパシャパシャ写真を撮っていましたが、
寝ながらぼんやり見つめていると、

一気に悲壮感が漂いはじめます
『赤色エレジー』の月のインパクト
高校の時『赤色エレジー』という漫画を読みました。

1970〜71年に『ガロ』で連載されていた
林静一さんの作品です。

こういった雰囲気
一郎とその恋人・幸子の同棲生活を
様々な心象表現を用いて描く名作ですが、
当時の私は、

よくわかりませんでした。
本当に鼻水も垂れてたんじゃないでしょうか。
ただ、今でも記憶に残っているシーンがあります。
それは、

この月のシーン。

林静一『赤色エレジー』小学館文庫、2000年、小学館 p.8,9引用
心象表現として突如登場するコマです。

これもよくわからんかったけど記憶には残った
当時、「月がこんな風に見えたらおしまいやん、あかんやん」
と思った記憶があります。
この月が出た時点で、バラ色ウキウキ同棲生活は見込めません。
このシーン、5年以上経った今でも記憶にのこるインパクト。
(一般的には「トラウマ」と呼ぶのでしょうか)
「実際にこんな月を見たら、どんな気分になるんやろ・・・」の思いやまず、

部屋の電気を『赤色エレジー』ナイズすることにしました。
意外にも文化祭感を味わう
早速部屋の電灯をカスタマイズしていきます

まず、電灯のカバーを外す
この時ホコリがたち、
マッハ5くらいのくしゃみが出ました。
こまめに掃除しないとダメですね

カバーを縁取る。

えんぴつで下書きする。
イスに登って作業した上、大きな模造紙を広げて絵を描き、
「なんか文化祭みたーい」と思いましたが、
大道具がこんなん作ってるクラスは危険な香りしかしません。

筆でなぞる

型が完成。
むせび泣いています。
文化祭準備なら、「できたー」と友達に見せにいきたいところです。

切ります
そして

貼っていきます
糊で直貼りしました。
親にバレたら「カバーに糊の跡が残る」と怒られるだろうし、
「あと貼っているのは何だ、何なんだ」と言われることうけあいなので、
コソコソと作業を進めます。
細かいシワ貼りに苦戦しつつ、
無事貼り終え、夜を待ちます。
ライトアップ
最近はずっと実家で伸び伸び暮らしていて、
「リラックス」「むにゃむにゃ」「おなかいっぱい」
って感じなので、
『赤色エレジー』で描かれた
「無力感」「貧乏」「すれちがい」などを思い出し、気分を高めます。

顔も自然とタッチが変わる
そしてついにライトアップ

青白く浮かび上がる月

むせび泣いて部屋を照らす
部屋の空気が一変しました。
ここはもう、どこか物悲しい同棲部屋です。

ちょうどいい場所です。

豆球にすると絶望感が増す
淡い橙色の光がとてもマッチ。

「アアアア」と聞こえます。怖いです。
最初は
「やったーうまくいったー!」とパシャパシャ写真を撮っていましたが、
寝ながらぼんやり見つめていると、
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