丁寧語の「お」と「ご」の使い分けについてボーッと考えることが多いです。

 
「心遣い」 は「お心遣い」、「心配」は「ご心配」です。

「買い物」 は「お買い物」、「購入」は「ご購入」です。


基本的に、大和言葉とか最初が訓読みの言葉には「お」、漢語や音読みの言葉には「ご」がつくのでしょう。

 
でも、例外はたくさんあります。


例えば「お食事」なんかは、「食事」が音読みなのに「お」が付いてるし、「お習字」「お賽銭」なんかもまた然り、「お粗末」「お題目」なんてのもあります。


「お豆腐」とか「お煎餅」、「お弁当」を考えると、ご飯に関するものが多いなと思います。「おにぎり」や「おでん」などの女房詞っぽいのかなと推測しました。


あと、「お」を付けることでちょっと揶揄するパターンもあります。さっき言った「お題目」なんかはその一つで、「お気楽」もそうかなって感じです。ただ、「お粗末」の場合、揶揄で使う場合と、「お粗末様でした」と普通に丁寧語として使うこともあるので微妙です。



大和言葉と漢語のちがいで語ってきましたが、「おビール」 「おセンチ」「おポンチ」みたいに、欧米由来のカタカナ語には「お」がつきます(このパターン、アホほど間抜けで好きです)。

漢語のように、外来語に「ご」が付くわけではないのですね。「お」はもう何でもアリ状態ですが、「ご」は漢語・音読みにかぎるって感じなんでしょうか。


今、「お〇〇」の形の言葉を見まくって気持ち悪くなんてるんですが、「お天気」「お掃除」「お会計」みたいに「お+漢字2文字」って、外国人から見れば多分変ですよね。